箱根駅伝 東洋大の圧勝！

昨日でお正月の風物詩、箱根駅伝が終わった。

復路往路とも東洋大の圧勝だった。

復路は、先日のべたとおり、早大が飛び出し先手をとったが、2区で東洋が逆転してからは東洋ペース。なんせ山登りに柏原というスペシャリストがいるのだから、柏原の前に1位になっておけば、勝利はみえてくる。　その柏原も4年最後の箱根の山登りとあって、万全を期して望んだ。結果2位早大に5分以上の差をつけた。

箱根ファンで長年みてきた私は、もうこの時点で東洋の勝利を確信してしまった。してしまったとは東洋ファンには失礼だが、楽しみも半減してしまった。

こうなったら興味は2位以下の戦い！
私は早大ファンである。　旦那の出身校でもあるが、それだけではない。
もともと今の監督、渡辺康之のファンだった。
彼の駅伝での走りは凄かった！
たとえ前に何人いようと、10分離されようと、彼は必ずトップに出た。　それも苦しそうでなく、楽しそうに次々と抜いていく。　その颯爽とした自信に満ち溢れた走りに私は酔った。
4年間彼はいつもトップで走っていたが、優勝したのは2年のときの一度だけ・・・
スター選手がいても、他の選手とのバランスが悪ければ勝てないのだ。

今回の東洋はスター選手柏原を他の選手が盛り上げようとした頑張った。区間賞6個。
柏原だけの力でないことを証明した。だから今回柏原はあまり目立たなかった。
それよりも設楽兄弟をはじめとした2年生の活躍がめだった。
来年は山のスペシャリストがいない・・・
王者東洋はどのような戦いをするのか、今から楽しみだ。

早大も先シーズンは３冠に輝いたが、今年は無冠・・・　「おごりがあった・・・」と監督は完敗を認めた。
来年、どのようなチームで戦うのか、こちらも楽しみ。

不気味なのが駒大・・・やっぱりでてきた。　往路４位で復路で２位に追い上げるも、大八木監督は「惨敗」と嘆く。　来年は打倒東洋で闘志むき出しでくるだろう。

箱根駅伝結果

１位　　東洋大　
２位　　駒大
３位　　明大
４位　　早大
５位　　青山学院大
６位　　城西大　
７位　　順大
８位　　中大
９位　　山梨学院大
１０位　国学院大

以上が来年のシード校である。
この中に、伝統校、日体大、神大、東海大、帝京、日大、法政の名はない。
日大、法政にいたっては、予選会も通れなかった。
現代のスピード駅伝の時代に受け継がれた伝統的な練習ではたちうちできなくなっているのかもしれない。

柏原は卒業後は実業団の富士通に入社する。　駅伝のスター選手はマラソンで大成していない。
元祖山の神、今井正人も苦しんでいる。　かつてのスター、渡辺も鳴り物入りで実業団に入ったが、怪我に泣かされ、実績も残せず早くに引退した。　　

柏原には是非その壁を破ってもらいたい。オリンピックでその勇姿を見てみたい。